クモについて

え! あの、嫌われがちなクモぉ?
そう、そのクモです。
今回はクモづくしの回にしたいと思います。
まずは…クモとは
クモは、クモガタ網のクモ目に属する節足動物です。
頭胸部と腹部に分かれ、8本の脚と毒牙の上顎が特徴です。
腹部から糸を出し、8つの目を持っています。
網を張って、虫を捕食しますが、網を作らず、待ち伏せや地表を歩く種類も多いのです。
「虫」ですが、同じ節足動物の昆虫とは全く別の系統群に属します。
昆虫の体は「頭・胸・腹」の3パーツで6本脚と触角を持ちます。
ですが、クモガタ類の体は「頭胸・腹」という2パーツのみで、触角は無く、8本脚です。
巣穴に張られた糸にかかった虫に襲い掛かるクモや水中で暮らすクモ、糸の先端に粘液を付けて振り回して獲物をくっつけるクモなど、様々なクモがいます。
言い伝え・神話
クモはいろいろな神話・伝承のモチーフになっています。
タランチュラが有名ですが、命に関わる毒を持つ種類は僅かです。
噛み付くと言われていますが、非常事態の反応で、実際は滅多に人を噛むことのない虫です。
害虫を積極的に捕食する事から多くのクモは益虫とされています。
殺虫剤や農薬に弱いクモが多く、農薬散布をするとクモだけ全滅し、害虫が増殖することがあります。
コウモリとと同じで、地域によって縁起の良し悪しにばらつきがあります。
日本は、朝に見るクモは神の使いで縁起が良く、殺してはいけないという言い伝えがあります。
が、夜の蜘蛛は縁起が悪いとされています。
西洋では一般的に不気味なものとして扱われますが、背中に十字架模様のある蜘蛛は神聖とされ、殺してはいけないと伝えられています。
アイヌ文化ではヤウシケプ、網を編むものと呼ばれ、網を張って悪い魔物を捕まえる神なので、殺したり追い払ってはいけないといわれています。
空を飛ぶクモ
クモは腹部から長く出した糸で空を風に流して、飛ぶことができます。
子どものクモが一人立ちする時に飛ぶことはよくあります。
それに、小型の種類では大人のクモも空を飛びます。
しかし、飛ぶと言っても強い風に飛ばされるのではありません。
暖められて空に昇ってゆく空気に乗ってふわふわと飛んでゆくのです。
クモが空を飛ぶ姿は世界中のいろいろな地域で観察されています。
例えば、イギリスでは「ゴッサマー」、中国では「遊糸」と呼ばれ、昔から知られていました。
日本では山形県南陽市の「雪迎え」などが地元の人に知られています。
これは、秋の終わりの暖かい日に起こる現象で、冬の前触れとされています。
その日は、同じ場所でたくさんのクモがいっせいに飛び立つのです。
きらきら光りながら、無数に飛んで行くクモはとてもきれいだそうです。
ツバメなどの渡り鳥は、海の上を何千㎞も飛んでくることがあります。
しかし、自分の力で飛ぶのではなく、空気の流れに乗って遠くまで飛ぶ生物もたくさんいます。
クモをその一つです。時には海を越えて、海外まで飛んで行くこともあります。

飛ぶクモの様子 (ちっころべ 画)
なぜクモの糸はベタベタする?
クモの巣がベタベタするのは、巣にベタベタの元が塗ってあるからです。
しかも、ベタベタするのは巣にらせん状に張ってある横糸だけなのです。
クモの体の中にはドロドロとした糸の元が入っています。
それが、腹部から出ると糸になります。糸としては縦糸も横糸も同じ糸です。
ただ、横糸を出すときはベタベタとするものを一緒に出して塗り付けているのです。
このベタベタは、空気中の水分を取り込んで、目に見えないくらいの小さな玉になります。
そして、玉の付いたところはベタベタするだけでなく、伸び縮みするようになります。
そのおかげで、トンボやセミなどの大きな昆虫も網にかかると逃げられなくなるのです。
ベタベタはクモ自身にくっついてしまうことはないのでしょうか?
『ファーブル昆虫記』では「足の先から油のようなものを出してくっつかないようにしている。」
と記されています。その他に、縦糸しか触らないという説もあります。
しかし、ハッキリとしたことは分かっていません。
実験すると、自身の作った網に引っかかってしまうこともあるようです。

自分で作った網にからまるなんて可愛いね!

獲物の気持ちが分かっていいんじゃない?

で、でも~クモの子が飛んだらぁ~
風が弱くなって、降って来て、服とかに付くんじゃな~い?

空に昇る空気は弱くなるのかな?

一度 見てみたいものだねぇ。
クモ、面白いねぇ。クモづくしの回は面白かった?