まるまる新聞   9号

スギ花粉の予報

スギ花粉とは

スギ花粉症は日本で最も多い花粉症で、日本ではおよそ2500万人がかかっていると考えられています。
日本のスギ花粉は2月から4月まで飛散するため、スギ花粉症の患者はこの時期に急増します。
スギ花粉の大きさはおよそ30マイクロメートルから40マイクロメートルで、花粉の周囲は殻に包まれ、殻には小さな突起があります。
スギ花粉は風に乗って遠距離を飛散します。
その飛距離は数十㎞以上、ときには300km以上も離れた場所から飛んできます。
花粉は一日の平均温度が10度くらいになると飛散を始めます。
とくに2月下旬から3月にかけてが飛散量が多いです。

角彦
角彦

花粉症、辛いよねえ。
鼻つまりとかくしゃみとか~。

飛ぶ量を予想できる?

スギ花粉の飛ぶ量は、年によって違います。
専門家は、翌年の花粉量を予想できます。
例えば、7月~8月にかけて気温が高く晴れの日が多いと杉は多く花芽をつけます。
そこで、花芽の数を9月~11月に数えるのです。
花芽が多ければ翌年の春には、より多くの花粉が作られます。
花芽が少なければ、翌春にできる花芽は少なくなります。
このようにして、夏から秋には翌春の花粉量を予想できるというわけです。
杉はたくさんの花粉をつけると、その翌年には花芽が少なくなる傾向があります。
また、梅雨が長引くと花芽が少なくなります。

木戸さん
木戸さん

面白い!!
花芽が少なければいいのにね!

花芽で冬を越す樹木

春に花が咲く樹木では普通、前年の夏から秋には花芽が出来ます。
例えば、梅や桜など秋に落葉した時に、その枝先には花芽が出来ています。
寒い冬を花芽で過ごし、春にはいち早く花を咲かせるのです。
杉も花芽をつけて冬を越します。
そして、春になると南の方から花粉を飛ばし始めます。
関東地方は2月下旬にスギ花粉が飛び始め、3月上旬ごろに最も花粉が多くなります。

春になると、その日や翌日に飛ぶスギ花粉の量が予報されます。
こういった予報には、自動的に花粉の量を測定する装置が使われています。
最近は、レーザー光で花粉の種類を見分けられる装置もあります。

科学の力ね!

春がまちどおしくない…。

花粉症嫌なの?

にほんブログ村 コレクションブログ シルバニアファミリーへにほんブログ村 その他生活ブログ おうち時間へ