まるまる新聞    7号

良いオスの証

赤い鳥

鳥の中には赤い羽毛を持つ鳥もいます。
赤いのはカロチノイドという成分によるものです。
カロチノイドはニンジンやパプリカなどの野菜にも含まれています。
鳥は体内でカロチノイドを作ることはできません。そこで食べたエサに含まれているカロチノイドを体内にたくわえるのです。
メキシコマシコという鳥がいます。オスには赤い羽毛があります。ただし、赤さは個体ごとによって違いが見られます。
飼育しているメキシコマシコの実験から、エサにカロチノイドが多いと鮮やかな赤になり、逆に少ないと黄色っぽくなることが分かっています。

羽毛にあらわれる信号

羽毛が派手な方がメスにモテるというのは、多くの鳥で知られています。
いくつかの種類で、より赤いオスがメスに好まれています。
なぜ、鮮やかな赤い羽毛だとモテるのでしょう。
それは赤い羽毛のオスは質の良いオスだからです。
エサの豊富ななわばりをもち、エサをたくさんとり、他のオスからなわばりを守っているからこそ、色鮮やかな羽毛になります。
つまり、良いオスであることが体に正直に表れているのです。

フラミンゴの赤さ

野生のフラミンゴはエサからカロチノイドを取っています。
飼育されているフラミンゴはエサだけでは十分な色素が取れないので、カロチノイドが混ぜてある特別なエサ(ペレット)を与えています。

鳥の羽の色は、主にカロチノイド、メラニン、そして構造色によって作られます。メラニンは黒や茶、赤茶の色の元になります。

まるまる新聞が、一日延びてしまいました。
すみません。

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