―治療のたびに子どもたちに怖がられる歯医者さん、あることを思いついた―
「そうだ! 歯みがき教室を開こう! 普段から怖がられない関係を子どもたちと作ろう!
そうすれば、歯みがきの大切さも分かってくれるだろうし……名案だ! さっそく準備だ。」
―さっそく、机を並べる歯医者さん―
「よいしょ、教室の日は毎月20日の午前11時だぞぉ~!
子どもたち……来てくれるかなぁ? 怖がられないようになるかなぁ?」
―そして 記念すべき開催日―
「あれ…開始時間すぎてるのになぁ……。一匹しかいない……
まぁやってる内に来るかな。じゃ…じゃあ始めるよ~!」
「だから―歯にしみるのはもうかなり進行が進んでいるということで……
早めに歯医者さんで、検査して虫歯を見つけた方が痛くないんだよぉ~。」
「つまり―、ん? なんだ? 頭……が?」
「あの……教室やってるってお母さんが……」
「さっきから気になってたんだけど……」
「大丈夫そうだな……入ってみよう。」
ぞろぞろぞろぞろぞろ
「へ? へ? 様子? 見てた……のか。」
「だから……キシリトールが歯の修復もしてくれるわけで……」
「はぁーい!」
子どもたち、みんな窓から教室の様子を見てた。
疑心暗鬼になってだだけなのね……!