―ある日 尾田家―
耳口 「あのー、これ…お土産なんですけれど…もし良かったら……」
母 「まぁ! ありがとうございます~! すみませんねぇ~。」
耳口 「つまらない物なんですけど。良かったわ~、喜んでもらえて!」
母 「とんでもない~、嬉しいですわぁ。ほら! かじ美もお礼言いなさい!」
子 「どうもぉ~、ありがとうございます!」
―そして 家―
子「お母さんっ! お土産開けて! なにが入ってる?!」
母「へ? え…えっと~、あらまぁ、水ようかんよ!」
子「ようかん! おやつにしてね! 他にはなんかある?!」
母「あっ! 赤べこが入ってるわ! 玄関に飾りましょ!」
子「あたしにっ! あたしにちょうだい!! 欲しい!」
お客さんが帰ったとたん家モードになる娘。
話してる時はなよなよしてたのに、ひゅばっと紙袋に飛んでいった。