長生きな木
古代メソポタミア文明の頃
世界で一番長生きな木は、アメリカ合衆国、カリフォルニア州のフォワイトマウンテンというところに生えています。イガゴヨウマツという種類の木です。
2012年の時点で木の年齢は5062年とされています。
生きていることは2012年に確認されています。
今から5062年前といえば古代メソポタミア文明が栄えていた頃です。
日本では縄文時代の前期となります。そのころに種から芽が出て5000年も成長しながら今も生きているということです。想像もつきませんね。
うさ美
5、5000年前は縄文時代……。
え、えっと、500年が10回? だよねぇ。
サーキー
じゃあ今から5000年も前の人や動物が見てきた木なんだね!
ロマンがあるなぁ~!!
環境
この木が生えている場所は、冬の寒さと夏の乾燥がとても厳しい山岳地帯です。
この木は、とてもゆっくりと成長をしています。
幹を見ると樹皮の大部分がはがれています。
幹はひび割れて内部が見えているようです。
それでも、幹の一部は生きていて葉をつけています。
どうしてこんなに長生きなのか。その答えはまだ見つかっていません。
日本にも長生きな木が生えています。
例えば、屋久島には年齢が1000年以上のスギがたくさん生えています。
それらは屋久杉と呼ばれています。屋久杉の中には2700年以上生きていると予想されている物もあります。そのようなスギは特別に縄文杉と名付けられています。
木戸
木は寿命なんてなさそうだよね?
木にあるってことは葉にも寿命はあるの?
サーキー
あるよ。
北米に生えるマツの仲間の葉は45年生きたよ。
うさ彦
うひゃー!
45年って言ったら僕より年上~!