母 「こあ子、今日は 予防接種の日よ。病院に行くからね~。」
こあ子「ええーっ! そうだっけ!? ちゅ…注射かぁ……。」
母 「こあ子、もう行くのよ~、降りてきなさいよ。」
こあ子「うっ……注射か…。注射ね……」
ーそしてー
母 「大丈夫よ~。注射は痛くないってば~」
ギイィィッ カラン カラン カラン
母「はい。うん、そう、今日は娘が………」
母 「こあ子、本でも読んで 待ってたら?」
こあ子「…いや……い…い……」
「葉田さ~ん、葉田 こあ子さぁ~ん?」
母「あっ、ほら 呼ばれたわ。行くわよ、こあ子!」
「こちらに 座って お待ちくださいね~」
先生「あ~、こんにちは~ 」
母 「あっ、今日はよろしくお願いします~」
「はい、朝は 熱測りましたか? はい、何度でしたか?」
「あ、はい、うん、あぁ 36.7です、はい……はい……」
こあ子 (うぅ、ついに 注射かぁ………)
がさごそ がさごそ
ぬっ
「は~い、痛くないからね~」
(これ、絶対痛いやつだ!!!)