尾田 「家族でピクニックに行くんですけど…歯医者さんもどうですか?」
歯医者「明日ですね~あ、ごめんなさい! 明日は警察に行くんです!」
コアラ「け…警察ぅ?!」
―翌日―
コアラ「警察って…歯医者さん、いったい何をやったのかしら?!」
黒猫 「あ、わたし歯の治療用具をピカピカに磨いてるところ見たわ!」
黒猫 「針子さん、歯医者さんが警察に行くんですって!」
針ネズミ「わたし、血の付いたビニール手袋を捨ててるところ見たわ!」
針子「歯医者さんが…何をしたんでしょうねー?!」
木戸「あの歯医者さんが…? そんなことあるかしら。」
針子「善人に見える動物ほど奥が深いのよ!!」
―真白クリニックの前でも―
歯医者「最近 僕の名前がよく聞こえるなぁ?」
奥様 「ヒソヒソヒソヒソヒソヒソ」
―とある日は―
子「あっ、見て…‼ 連続強盗犯の歯医者さんだよ!」
子「ちょ…ちょっと静かにっ! 聞こえちゃうよ‼」
子「きゃ! こっち見てる‼ 逃げよう!」
―その日の夕暮れ時―
歯医者「明日は警察で免許更新かぁ~。お昼ご飯どうしようかなぁ。」
針子「ん? 警察? 免許更新?!」
木戸「警察って…免許更新のことだったの?!」
尾田「もしかして…血の付いた手袋は患者さんの治療に使った手袋?」
針子「じゃあ警察ってのは…葉田さんの早とちりってこと…!?」
葉田「そ、そんなことないわ! 歯医者さんも免許更新って言えばいいのに!」
木戸「治療用具を磨いていたのも 単に磨いてただけかも…ね? 黒田さん。」
黒田「え…! あ、笑顔で磨いてるんだもの! 怪しいじゃない‼」
耳口「治療用具をピカピカにするのが好きらしいわよ…やってて楽しいんじゃ…?」
とんだ噂を流した奥様方……。
歯医者さん…子どもには「連続強盗犯」と言われるし
奥様には話しかけると作り笑いをされるし…
大変な数日間であった……。