魚には第六感がある?
第六感とは
私たち人間には5つの感覚が備わっています。それらは五感と呼ばれます。
目で物を見る「視覚」鼻で匂いをかぐ「嗅覚」舌で味を感じる「味覚」耳で音を聞く「聴覚」皮膚が物に触れたことを感じる「触覚」です。
これらの五感を使って、人間は身の回りで起きたことを敏感に察知することができます。
これらの五感以外にも六つ目の第六感があるのではないかと言われてきました。
第六感は科学的には明らかになっています。
魚には第六感があることが分かっています。
それが側線器官による感覚です。「磁覚」と呼ばれています。
魚を横から見ると筋が通っているのが分かるでしょう。
これが側線器官で水の流れを敏感に感じ取れると言われています。
水がにごっていても……
水の流れを感じ取ることができるので、敵がどこから接近してくるか、獲物がどこに逃げて行ったかなどが分かるのです。
そんなことなら目で見れば分かるのでは? しかし、魚がいるのは水の中です。
水が濁っていて目では見られないこともあります。
その点、側線器官は水が濁っていても問題なし。
水の流れを敏感に察知して、周囲の状況を察知します。
そのため、水がいつも濁っている場所で進化した魚は側線器官が発達しているのです。
魚には側線器官が頭にもついています。
びっくり! 磁覚
しかし、近年の研究で第六感が魚以外にもあることが判明しました。
そして、人間にも磁覚があることが分かってきたのです!
「渡り鳥」「ハト」「カメ」「エイ」「サメ」「イルカ」「ミツバチ」「マグロ」
などの生物が磁気を感じることができます。
磁気を感じとることができるということは、N極S極を感じ取ることができるのです。
確かに、渡り鳥は地図もないのに毎年、同じ場所を行き来できますよね。
磁覚を使って、自然災害などの異常な磁場を感じとり危険を避けている生物もいます。
異常な磁場と言ったら火山があります。火山は磁場を発生させるので、磁場を感じとることのできる生物は進路に異常な磁場があることに気付き回避できます。
災害の前に生物がいなくなるという現象も磁気を感じっているためだと言われています。
渡り鳥のように長距離移動する生物は、磁場を感じ取り正しい進路で移動することができます。
感じとれないだけで磁気は地球上にあるのです。
コンパスが狂ってしまうのは磁場が強い場所にいるからです。
ですが磁覚は意識的に使うことが難しいのではっきり言って使い道はありません。
え~、そうなのぉ?
使い道あるかと思ってたんだけどなぁ~。
見えない力ってあるんだね。
でも、確かに使ってみたいよねぇ。超能力?
魚以外にもいっぱいあるじゃなーい♪
渡り鳥は持ってそうな感じがあるねぇ。
でもさぁ、不思議だよねぇ。
磁覚があるのは渡り鳥・ハト・カメ・エイ・サメ・イルカ・ミツバチ・マグロでしょ? そこに人間……なんて意外じゃない?
まぁねぇ! あんまし関係ない感じ。
哺乳類だしね。なんか面白不思議!
でも、これからの研究で磁覚のある生物が
さらに分かるかもしれないよ~。
磁覚ってワニにもある~?