どたどたどた ガチャッ
母「あっ! こあ子が帰って来たわ。パン焼き始めましょう。」
ガチャガチャッ ギィィッ
子「お母さん、ただいまー! 昼ごはん~。」
母「あらまぁ、おかえ……」
子「ふぅ、寒かったー。まだ冬だな。寒くてもう……」
母「ちょっとまったあああああ! なんなのよその大きな葉は!」
子「あぁ、なんか面白い葉があったから飾ろうと……」
母「!? いやいやいやいや、家に入れちゃだめでしょう!」
子「え~、花瓶に入れとけば枯れないよぅ? どうしてもぉ?」
母「葉が落ちるし、汚いわよ! 大きいし、もとあった所に置いてきなさい。」
子「…………あぁあ、分かった、分かった。」
母「こあ子戻るのに時間かかるだろうからパン冷めちゃうわねぇ。
それにしてもなんの葉だったのかしら。私と同じくらいの背丈だったわね。」
もとの場所に戻してなかった―
家の裏に置いただけだったみたいネ……。
どうするつもりなんだろうか。