ニホンザルの遊び
ニホンザルとは
ニホンザルは日本の本州、四国、九州、周辺の島に棲息するサルの仲間です。
人間を除いた霊長目の種類では、最も北に棲息しています。
ですから、北限のサルとも呼ばれます。
果実をよく食べますが、植物の葉、花、種子、キノコ、卵、昆虫なども食べます。
下北半島のニホンザルは食べものが少ない時期に樹皮、海藻、貝なども食べます。
雑食です。
宮崎県の幸島にいるニホンザルは芋を食べるとき、海水で洗ってから食べます。
一頭の子ザルが始めたことがだんだん広がり、今では幸島のほとんどのサルが芋を洗って食べます。
生まれる時期
ニホンザルの赤ちゃんは初夏に生まれます。
サルの食べ物が豊富な時期に生まれて来るのです。
ニホンザルは生まれてすぐに母親の毛につかまることができます。
最初はおなか側につかまっています。もうすこし成長すると背中につかまって移動します。
半年ほど母親の母乳を飲んで成長します。その後は、自分で食べ物を取るようになります。
![うさ美](https://iroirodoubutsu.fun/wp-content/uploads/2020/09/DSC_3141-150x150.jpg)
へえ、楽ちんでいいね。
女の子と男の子の遊び
ニホンザルの男の子と女の子は違う遊びをします。
女の子は仲間の子ザルを自分の子に見立てて、だっこしたり、毛づくろいをしたりします。
母親の真似をしているのでしょう。
また、石を集めて、石をつまみあげ、石をばらまくなどの遊びをしたりもします。
一方、ニホンザルの男の子は追いかけっこをしたり、取っ組み合いをしたり活発に遊びます。
人間でも、女の子はおままごとや、人形遊びが好きだったりします。
男の子も戦いごっこや、元気に走り回るのが好きですね。
二ホンザルも人間も似ていますね。
人間にもニホンザルにも、「ホルモン」という物質が体の中にあります。
女の子らしい遊び方や男の子らしい遊び方はホルモンが生み出すものです。
ニホンザルも、女の子は女の子の遊びを、男の子は男の子の遊びをするのです。
![うさ彦](https://iroirodoubutsu.fun/wp-content/uploads/2020/11/usahiko-145x150.jpg)
面白いね。
他の動物もそうなのかな。
![サーキー](https://iroirodoubutsu.fun/wp-content/uploads/2020/10/DSC_3415-1-150x150.jpg)
でも、ライオンとかは?
女の子でも男の子でもじゃれ合いが好きだよね。
![ワニ](https://iroirodoubutsu.fun/wp-content/uploads/2020/10/IMG_20200422_103733-150x150.jpg)
あのぅ、ちなみにホルモンって言うのは牛のホルモンとかのこと?
![](https://iroirodoubutsu.fun/wp-content/uploads/2020/11/usahiko-145x150.jpg)
なんでなんでも食べ物に結びつけるの?